ニホンイシガメの冬眠 【準備編】

いきもの

寒‼って感じるようになったら

マンションに住んでいた頃のうちのかめさんたち
 マンションに住んでいた頃のうち
のかめさんたち        

最近僕の住んでいるところでは、早朝だと10℃を下回るような寒い日が増えてきました。

一応人間の僕でも、朝と夜の外出時には温かめの上着を着ないと、一歩も外に出たくないくらいの寒さです。

そして、寒くなってくると、かめさんたちの食欲はなくなり、ほとんどエサを食べなくなっていしまいます。

うちで飼っているかめさんたちは、気温が25℃以下くらいになってくると、少しずつ食欲が低下していきます。(気温が原因なのか水温が原因なのかは分かりません。) 

そうなってくると、そろそろ冬眠の準備を始めるタイミングです。

冬眠の準備

うちの場合、トロ舟(セメントやコンクリートを練る時に使う浅型の容器)80リットルのサイズのもので、かめさんたちを飼っています。

底には大磯砂の大粒のものを2センチくらい敷き詰めています。 理由は見栄えが良い(個人の感想です)ということと、かめさんたちが出した汚物が直接見えない(砂利の隙間に入ってしまうため、パッと見ではわかりません。)ことで、頻繁に水換えをしなくてもよいというメリットがあるからです。

水換えをしないのは、ろ過装置を自作して設置しているため、水をきれいな状態に保つことができるからです。ろ過装置の作り方については、僕も参考にさせていただいた「紗亀&亀太郎」さんの動画がありますので、興味のある方は一度挑戦してみてください。

さて冬眠の準備ですが

冬眠の準備

・落ち葉拾い

・落ち葉のアク抜き

・光を遮るための蓋の製作

僕は大きめの落ち葉を使っています。落ち葉を入れることによって、光を遮ることができ、かめさんたちがしっかりと冬眠することができるからです。

落ち葉の中でも薄くて破れやすそうなものはできるだけ避け、厚みがありしっかりとしたものを選んで拾います。4か月以上水の中に入れることになるので、すぐにボロボロにならないような落ち葉を選びましょう。

落ち葉拾いをしていると小さなお子さんとお散歩をされている親子に必ずといっていいほど遭遇します。他人から見れば結構怪しい人に見られていると思いますので、そういう時は笑顔で挨拶をし、その場を乗り切りましょう。

数年前までは小学生の娘も喜んで一緒に落ち葉拾いをしてくれていましたが、中学生になった今は一緒に落ち葉拾いなどしてくれるわけないので、かめを飼うためには人にどう見られていても平気だという図太い精神力も必要になってきます。

あと今回の落ち葉拾いでゲジゲジにも遭遇しました。9月の下旬~10月下旬はスズメバチも攻撃的になっています。巣が近くにあると刺される恐れもありますので、周囲には十分注意をして落ち葉拾いをするようにしてください。

そういった予期せぬ出来事も起こり得るので慎重に危険を予知して、いざという時は対応できるようにしておきましょう。(スズメバチの対応としては、昼間の場合だと黒っぽい服装は避ける、匂いの強いもの「香水など」はつけないなど)     

💡ポイント

厚みがあり、しっかりとした物を拾う

・人とすれ違った時は笑顔で挨拶をする

・図太い精神力をもつ

・危険を予知できるようにする

拾ってきた落ち葉をそのままの状態で水に入れてしまうとアクで水が濁ってしまうので、3~4週間くらいほかの容器に水を張り、そこに落ち葉を入れてアク抜きをします。

今年は、右の写真の容器で冬眠をさせる計画です。落ち葉拾いって簡単で時間もかからないと思われがちですが、良い状態のものを選別してしまうと、思った以上に時間がかかります。

あと2週間くらいアク抜きしたら、かめさんたちを冬眠用の施設に移そうと思っています。

黒色の段プラ(プラスチックダンボール)が良いでしょう。適当な大きさに切り、容器に光が入らないように蓋をしましょう。

現在のかめさんたちの仮住まい

現在かめさんたちが住んでいる仮
住まい。(左側の小屋)アヒルの
乗っている緑色のボックスの中に
ろ過装置が入っている。ろ過され
た水はまず右下のメダカエリアに
流れる。水草も水をきれいにする
ために利用している。次にメダカ
エリアからかめさんエリアに水が
流れ、ポンプによってろ過装置ま
で水を吸い上げて循環させている

現在かめさんたちはこの仮住まいに住んでいます。

冬眠期間中を利用して、新しい小動物エリアの大幅改修工事を予定しています。

極端に寒くならなければ工事を進めていきたいと思っています。

僕自身が寒いのと暑いのが大の苦手なためどうなるかは分かりませんが、大切な家族のためなので、できる限りやりたいと思っています。

こちらは現在のかめさんの様子。

天気が良くても甲羅干しすることもなく、エサを食べることもなく、ただただのんびりと毎日を過ごしています。

冬眠で注意すること !重要!

去年の冬は寒波がすごく、とても寒い日が続きました。かめさんたちを飼い始めて一番寒い冬だったと思います。当時住んでいた借家で、朝、お風呂を追い焚きしようとしても水道管が冷えすぎて水が凍ってしまい(多分)、湯沸かし器が水流を感知できず、お湯にすることができない日が何日かありました。こんな体験は初めてでした。もちろんかめさんたちは冬眠中でしたが、かめさんたちが入っている容器の状態を確認した時にびっくりしました。なんと、かめさんたちが入っている容器の水(水面)が凍っていたのです。慌てて氷を割ってさらにびっくり!!!!!氷の下には水はわずか5センチくらいしか残っておらず、落ち葉が入っていたために、かめさんたちの姿を確認することはできませんでしたが、明らかに危機的な状況であるということは感じ取ることができました。すぐに水を補充し、あとはかめさんたちが無事であることをただただ祈るばかりでした。

このような状況になった原因は、ソーラーポンプが動く状態になっていたことで、ポンプが水を吸い上げてしまい、凍った水面に流れてしまったことで氷の下の水がどんどん減ってしまっていたのです。

冬眠中の注意点

・水の状態を定期的に確認する!

・ポンプの電源を落としておく!

かめさんたちは大切に育てれば20年以上は生きます。ですからそれなりの覚悟が必要です。

これからかめさんを飼おうと思っている方や、現在飼っておられる方たちの参考に少しでもなれば嬉しいです。つまらない記事ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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